ドラッグ&ロックン・ロール

音楽活動報告、よく思考のまとめを行います

ライブハウスとバンド。日本のあちこちをツアーで回って思った事

※今回は自分の中での自問自答を文字に起こしたので、敬語が登場しません。

 

2019

8/23金 東京 大塚MEETS※リリースイベント

9/15日 千葉 稲毛K's DREAM
9/20金 東京 四谷Outbreak!
10/19土 新潟 三条ROCKET PINK
10/20日 長野 上田Radius
11/2土 山梨 甲府KAZOO HALL
12/7土 石川 金沢Music Base Extreme 
12/8日 福井 NoSiDE
12/21土 東京 大塚MEETS※企画


2020
1/11土 群馬 高崎SUNBURST
1/19日 福島 いわきSONIC
2/9 日 広島 尾道B×B
2/10月 山口 周南rise

 

 

こうやってみると、日本全国にはまだまだ程遠いな。

 

まだまだ行きたいところはたくさんある。

 

 

兎に角、日本のあちこちに行けるだけ行ってみて、わかった事といえば1つしかなく、わからなくなった事は沢山あり、学んだ事は多く、色々な事を考えるきっかけになった。

 

ツアーをやる前は、こんなにも多くのことを学べるとは思ってなかったし、もっと多くのことを分かる事が出来ると思っていた。

 

必ずやったことと言えば、その土地にあるライブハウスでライブをする事。そのほかの事は色々毎回違ったように思う。交通手段も様々だったな。バンド仲間といったり、メンバーだけでいったり、運転してくれるお客さんがいたり、飛行機だったり電車だったり色々だ。

 

まず間違い無いのは、遠くに行く事は非常に体力と時間と何より金がかかる事だ。社会人として生活を営む以上、変えが効くのはお金だが、体力と時間はどうにも出来ない所なのは学んだ。

 

時間は金で買えるが、金は時間だけでは買えなかった。金を買うには時間の他に体力も消費しなければならなかった。とは言え、時間は金だけで買える時もあれば、体力も消費することもあった。それが移動というもので、距離という概念だった。

 

東京は間違いなく恵まれている事を学んだ。今、どんなに景気が悪いといったところで、東京に住んでる時点でそれは全く大したことにはならない。地方に行って仕舞えばそんな事は戯言程度の些細な事だ。景気の悪さは地方の方が深刻だ。

 

本当に物がない、本当になけなしの金とマンパワーでライブハウスをやってる所もある。

 

利便性はなく、何をするにも東京の感覚を持ったまま行くと不便だ。地方都市ですら、東京の便利さには敵わない。

 

楽器屋は隣町じゃないとないし、コンビニまであるいて500mとか普通。マイクどりはvocalだけ、あとは生音とアンプで。そんな場所だってあった。

 

電車でライブハウスにいく?

駅から3キロあるけど。

 

 

しかし何故か、それでも全く不便に感じなかったのは何故だろうか。地方には、物がない代わりに隙間があるのだ。

 

街ではいまだに歩きタバコをしてる人もいるし、道端に灰皿がある。コンビニがない代わりに、じーさんばーさんがやってる飲食店がたくさんあったりもする。

 

本当に田舎になると、地面に寝そべっても誰も文句言わない場所に心の広さ、そして綺麗な景色がある。

 

心の豊かさと生活に存在する隙間。そして土地。

 

これはすなわち、芸術始め娯楽を楽しむ生活の余裕に他ならないと学んだ。

 

もしかしたら娯楽に溢れてるにも関わらず、心にも土地にも生活にも隙間がない東京には、ライブハウスはいらないかもしれない。

 

なにせ、数が多すぎる。そんなことさえ思わされた。

 

コンビニだって薬局だって、スーパーだってなんだって、いつだって本当に必要な場所には足りてない。これ以上必要のない場所に必ず集まってくるように出来ている。

 

 

民主主義か、多数決か、何なのか。人の集まる場所に密集する癖。

 

これは日本だけじゃなく少なくとも台湾でも同じだ。

 

今、試されていると感じる。残るライブハウスは残る。バンドを軽んじてきたライブハウスは、このコロナウィルス を筆頭に始まるであろう不景気で軒並みぶっ潰れるだろう。

 

東京のライブハウスではもうそろそろ答えがで始めるんじゃないだろうか。

 

僕はそれでいいと思ってる。

 

お客さんを軽んじた(とまでは言わないが)、お客さんのつかないバンドもそろそろまた消え始めるだろう。

 

僕はそれでいいと思ってる。

 

何せなんだって、いつだって、必要な所には足りてない。

 

東京で揉まれて潰されずにここまで来た。しかしもう東京を中心に活動することにあまり意味を感じなくなった。

 

東京には娯楽がたくさんある。それは必要以上に溢れている。

 

東京には、本当に好きで、お世話になったライブハウスが数カ所ある。そこは本当に潰れて欲しくない。

 

きっとこの試されてる時を乗り越えたバンドやライブハウスだけが、これからの音楽シーンを作るんだろうと、思った。

 

 

しかしだ、それはあくまでも東京での話だ。

 

地方はきっとそうではない。確実にその土地に暮らす人達に、娯楽の場として求められている。

 

のにも関わらず、どうやら大変らしい。

 

僕はツアーで関わった全てのライブハウスのスタッフに実験として同じ事を必ず聞いた。

 

「ぶっちゃけ、経営ってどうなんですか?」

 

みんな、めちゃくちゃ腹割って話してくれた。

 

外注PAの仕事で稼いだり、ライブハウスとしてでなく飲食店として稼いだり、様々な工夫はあったけど

 

全てのライブハウスに共通なのは

 

「バンドは減ってる。でもまだ何とかやってるよ。ぶっちゃけ助けて欲しい事は多いけど、やるしかないからね。だから来てくれて本当に嬉しい。」

 

東京は、バンドのレベルを上げるにはいいと思う。本気で取り組めば、揉まれて揉まれてタフなバンドにはなれるだろう。

 

でも、そんなバンドこそ、東京から出て地方でやらないといけないと感じた。

 

 

東京のライブハウスも、同じ事を聞くと、バンドは減ってるとは言うけれど

 

それとこれは問題が違う。

 

薬局と同じだ。

数が多すぎて分散してるんだ。

 

だから試されてる。

 

 

僕としては、東京には十分バンドは存在してると思うよ。

 

本当にバンドがいない場所を見たら、居ないなんて、言えなくなった。

 

ビジネスの話としては、東京は維持費がかかりまくるから、必要な数が段違いなのかもしれないし、人件費もバカにならないだろう。

 

 

でも、なんども言うけど、東京では特に今試されてるんだ。

 

本当に必要な人達が残る、もしくは、残った人達が必要とされる、のどちらか。

 

本物が残るか、残ったのが本物か。おそらくどちらも正解だろう。

 

 

でもそんな事よりももっと大切なのは

 

僕ら東京のバンドは地方に行って地方のライブハウスや音楽ファンを助ける事だってできるという事だ。

 

この事実は計り知れない。

 

地方に行けるやつはそう居ない。

 

何故なら、金か、もしくは時間と体力が計り知れないほど削られるからだ。

 

東京で生活するのはかなり、骨が折れる。必要な金も多い。

 

だからこそ、地方に行けるバンドは強い。そう学んだ。

 

自分たちの音楽や活動が、誰かの明日を助ける事になるかもしれないなんて

 

これほどのやりがいが他にあるだろうか?いや、ない。

 

東京ではぶっちゃけそれはお客さんにしか感じない。

 

お客さんはその日を楽しみに生活してるだろうと、最近分かるようになってきたけど

 

 

音楽業界全体としては、東京は地方からみたらまだまだ潤って見えるだろうなってめちゃくちゃ思う。コロナ云々はあるけど、正直僕はぶっちゃけると東京にはライブハウスが多すぎると思ってるし、何だかんだいって残る所は残ると思ってる。

 

でも

 

地方は、大好きなライブハウスが明日なくなる可能性もあるんだなって、思った。

 

 

答えは見つからないけど、

 

また、行きたい。

 

それに、行けるバンドは1度でもいいから地方で見てみておいた方が良い景色って言うのがある。

 

かじりつくように、何かを記憶に、必死に残そうとするようにじっと見るお客さんの表情、たまったもんじゃなく素敵だし、恐怖だ。

 

東京じゃまた来月観れるかもしれないよね。何処かで。

 

俺らだって頭の何処かじゃ、またいつかこの東京のライブハウスで、やるだろうと思って立ってるもん。

 

でも

 

地方は、2度とここには立てないかもしれない可能性があるんだ。

 

そう思うと、今まで東京でやってきたライブがいかにぬるかった事か。今までだって覚悟して立ってたはずなのに、

 

半端な覚悟じゃステージに立てなくなった。

 

それは東京でも同じなはずだ。

 

ツアーライブを終える度に、ライブ前に足が震えるようになってった。

 

 

この瞬間にかじりついてみてるこの人は、何を感じてるのか。どんな思いで今日ここに来たのか。一体どんな生活をしてきた人なのか。

 

自分が東京で試されてると感じるのは、そう言う所だと、確信した。今までの自分は、

 

 

ぬるい。

 

甘い。

 

ダサい。

 

 

 

 

この問題を解決するには

 

明日ライブが出来なくなっても後悔しないようなライブを目指して、日々を過ごすしかない。

 

おわり

 

 

ドラマー リョウマサヒロ