ドラッグ&ロックン・ロール

音楽活動報告、よく思考のまとめを行います

これからの医療をどう捉えればよいか

皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

ドラマー 薬剤師 リョウマサヒロです

 

今回はコロナ禍の世の中の動きと、実際の現場での動きを踏まえて、今後の医療をどう捉えて行くべきか、あるいはどう言った流れになって行くのかと言うことを、話していきたいと思います。

 

※このブログは一般向けです

 

 

まず一つこの話をする前に、大前提としての医療費の流れをお話します。

 

我々国民は何らかの病や怪我に伏した時病院や薬局にお世話になりますね。

 

その時に保険証や医療証を提出します。そこに、自己負担割合というのが書かれています。

 

この自己負担割合というのは文字通り、医療を受ける時にかかる金額のうち、何割を自分で支払うかという事です。

 

※中には全額自己負担となる保険外治療(自費治療)や、高額医療費支給制度など(自分が払う金額が上限以上発生しない制度)例外はあります。

 

 

ここで皆さんに知って頂きたいのは

 

自己負担金額が、その医療にかかる全ての費用ではないという点です。

 

例えば原則として保険治療を受ける場合の自己負担割合は3割です。

 

もし病院にかかりその値段が3000円だったとしましょう。

 

するとあなた自身の出費は3000円ですが、実際にかかるコストは10000円となります。

 

これが自己負担割合が1割ならあなたの払う金額は1000円、のこり9000円はどこへ行くのでしょうか??

 

さて、ここで医療費の仕組みを説明しますが、この残りの費用というのはあなた方が支払っている税金や、様々なものに課せられた税から賄われています。これをご存知でしたか?

 

税金は、様々な国の制度運営に使われるお金ですが、このうち、

 

 

2018年度、医療費は42兆6000億円にまで膨らみました。

 

この意味はですね、あなた方が払った分以外の、残りの費用を含めたものです、医療として使われたコストの総額が、42兆6000億円。

 

この内訳としてはざっくり

 

公費が39%、保険料が49%、自己負担された分が12%です。

 

自己負担分を除けば37兆4800億円

 

それが大まかな、我々の払う税金や、さまざまな税収、国が使えるお金のうち医療費として消費された金額です。

 

これは新型コロナ対策 一律10万円給付 で組まれた補正予算25.7兆円を遥かに超える金額です。

 

ちなみに、2018年度の国民の平均医療費は平均として33万7000円。

(これは実際に自分が払った医療費でなく、税金により国が負担した金額も全て含むのです。)

 

このうち75歳未満の方の平均は約22万円

 

後期高齢者となる75歳以上はなんと4倍以上の

 

約94万円となります。

 

そして5年後の2025年には、国の医療費負担額はの56兆円になると言われています。

 

56兆円ですよ?

 

少し言い方がキツくなりますが

 

健康を頑張って維持し、汗水流して働いた人のお金から搾取される税金を

 

多くの赤の他人が使ってるという事です。

 

 

補正予算と医療費、ダイレクトに影響するわけではありませんが

 

医療費というのはここ30年常に上がり調子です。

 

 

我々はまさにコロナウィルスにより生活の窮地に立たされましたが、

 

もしこの医療費がもっと少なかったら。どうなっていたでしょうか。

 

もし、医療費がせめて半分の20兆円だったなら。

我々に給付される金額はいくらになったでしょう。

 

 

(ここはご想像にお任せします。皆さん是非一人一人がじっくり考えてください。)

 

 

さて。

 

ここからはコロナウィルスが蔓延してからの現場のリアルをお届けします。

 

まずはじめに。地域性により差はありますが

 

 

このコロナウィルスを機に、不要不急の受診が圧倒的に減りました。

 

 

薬局では処方箋を持ってくる患者の数が減りました。これはコロナウィルス蔓延してから不要不急の外出自粛要請を出されたあたりから、減り、緊急事態宣言を機にがくっと減ったのです。

 

おおよそ、外来患者として月平均で半分以下程度です。

 

 

このうち何が一番減ったかというと

 

高齢者の来局や、ちょっとした風邪、そして市販薬等と自宅療養でも十分治せるレベルの怪我や体調不良によるものが圧倒的に減った印象があります。

 

そしてシステム面での変化は

 

オンライン診療システムと、オンライン服薬指導システムの導入。国から正式に許された新しいシステムです。今はコロナウィルスにより急ピッチで進められた突貫工事的な側面もありますが、これからどんどん体系化していきます。

 

これが医療現場で起きてるリアルです。

 

オンライン診療やオンライン服薬指導についての細かい説明は、厚生労働省がホームページに掲載してるので

 

ご自身で検索して調べてください。割愛します。

 

 

 

さて、ここまでが序章です。

 

ここからが本題となる

【これからの医療をどう捉えればよいか】

 

 

はじめに結論を出しますが。

 

 

「それ、不要不急なのでご自身の努力で治してください。」

 

という事です。私もとてもショックです。本来ならば手助けをできるならしたい立場です。

 

しかし、一部の方々が必要以上に医療に頼りっきりなのも否めない事実です、これは数字で証明されてるので仕方がありません。そして今後もし、これが続くのであれば、本来必要な方への医療提供の為の公費や保険が、財政圧迫の為に減らされてしまう可能性が十二分にあることを示しています。

 

これについては皆さんもコロナウィルス により薄々気づいてるのではないでしょうか。

 

 

心苦しくもありますが、今回のコロナウィルスの件で我々医療現場も確信しつつあります。それは何か?

 

本当に医療が、急を要する治療や、継続的な治療が、必要な方の数です。

 

そして、有事の際にやはりパンクした急性期医療の現場の現状。

 

 

言い方が悪くなりますが、その受診、本当に必要ですか?

 

という点を今一度考えて頂きたいなと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

専門家ではない方々からしたら全く身に覚えがないかもしれませんが

 

国の政策はここ数年間ずっと

 

セルフメディケーションを推進し続けています。

 

セルフメディケーションとは、ご自身の費用で負担し、病気になる前に健康状態を保つ事が主の目的となり、次に、生活習慣病などの治療に、食事療法と運動療法をご自身で積極的に実施していただく事です。

 

例えば、軽傷や急を要しない病の場合に、医者にかかるのではなくドラッグストア等で専門家に相談しながら市販薬や衛生用品などを使い療養する事です。

 

 

これは国の財政を圧迫している医療費がもうあまりにも膨れ上がったためにやっている事です。

 

今回、私個人としては、医療費がかかりすぎていたために、国民への給付金の金額が制約されてしまった側面が強いと考えています。

 

これはこの一年の話ではなく

 

年々膨れ上がった国民医療費が何十年と国の借金に回され続け、いざという時に使うお金がなかったというシンプルさも持ち合わせているかと思います。

 

もちろん国のよく分からない政策での無駄遣いも否めませんし、必要経費で削れない部分もあるでしょう。

 

しかし流石に2025年度に国民医療費が56兆円になってしまったら、これは我々は国を責められません。

 

なにせ、

 

"病院にかかる必要が全くないのにかかってる人や、薬を飲めば良いだろと健康維持を全く努力しない人があまりにも多すぎる"

 

事によって招いた事態でもあるのです。現代社会では必要不可欠となった医療ですが、はたしてその実、必要不可欠と言えるものだけであればこうした問題にはなり辛いことも事実です。

 

これは非常に心苦しいですね。我々、医療従事者の力不足の面も、否めません。本来ならもっと健康面のサポートが出来るシステムがなければなりません。

 

 

 

コロナウィルスを機に、

 

これからの医療をどう捉えればよいか

 

という題目でブログにしましたが、今回はざっくりとした総論として書きました。

 

まずは皆さん一人一人の意識が変わらない事には、始まりません。

 

それから、医療従事者も、これからはセルフメディケーションがより一層推奨される時代になるので、健康維持を目的とした予防学を始めとする未病に対する医学的知識と指導スキルが必要不可欠になります。これは確実に来る未来です。

 

具体的には、市販薬、特定保健用食品の知識はもちろん

 

ストレッチ指導や、運動療法、栄養学の知識等も高いレベルで求められる事になるかと思います。

 

国民一人一人の意識が変わった時に、

 

我々のコロナ以前からの漫然と保険治療にだけ目を向けた知識だけでやっていこうとした時、

 

国民の人からみたら不要な医療従事者になる可能性が高いと思います。

 

 

なにせ、薬局は本来ならばセルフメディケーションの上に成り立つシステムです。

 

薬は極力飲まなくて良いように、またはどうやったら減らしていけるか、また飲み続けなければいけない場合はどんなときか、そのため服薬指導があり、そのリスクを把握した上で必要な薬は必ず残す事。それが良いと私は考えます。

 

 

 

それでは。良いステイホームを。

 

ドラマー 薬剤師 リョウマサヒロ