地下の密室で、久しぶりに先輩に会い
遊びの延長戦、放課後の続きのような時間を過ごした。
密室、といっても空調は快適で、変わったことと言えば、必要以上にマスクを外さない、距離はソーシャルディスタンスディスタンスくらい空けて、楽器で遊んだこと。
その後は恒例、なんてたいそうなモノじゃないけど、まあ、いつも通り。茶でもしばきますかっていう事で、人が少なくなったこの場所で、言葉を交わす。
茶をしばきに行きたいところだけれどもコーラを2人で飲むあたり、お店に入るのもなんだかね、な雰囲気だったのだろうか。はたまた地下のこのスタジオの居心地が良すぎたのか。
話はほどほどにして楽器をさわれよ、という事を昔から教えてくれてたこの先輩とは、何故か今となっては物凄く話が弾む。
僕がこのところ仕事にあっけに取られて見切れてなかった周りの近況をたくさん聴いたり、僕がまだ行った事のないステージにいる人達の話を聞かせてもらって、凄く学ばせて頂いた。
この手の話はいっっっつも僕がせがんで聴いてしまう話。
でも今と昔で違うのは、あの頃は、へー凄いなぁ、良いなあ!と目をキラキラさせて(実際はしてないかもしれないけど)聞いていた所が
なんだか少し話が分かるようになって来たこと。
今日は先輩とのスタジオと、自分のバンドとのスタジオの2つがあった。
スタジオの先輩との遊びは、ウォーミングアップのつもりで、と話していたけど、むしろメンタリティのウォーミングアップは会話の方でたくさんのモノを頂きました。
ありがとうございます。
お陰様で、今日のスタジオの演奏は、気合が2割くらい増した気がする。
集中力が高い人と会うと
自然と自分も集中力があがるこの感覚。
凄く好き。
今まで精神論と呼ぶしかなかったことが、自分の中で習慣と理論になりつつある昨今
悩む事も増えて、悩む時間は無くなっていく昨今
やはり、捨てるに捨てれない未来の話と
本当はいつだって捨ててしまえる過去の意固地と
残ったのは積み重ねてきた時間のみ
そんな物を肌で感じる時間は
やっぱり地上にはあんまり見当たらず。
この、
あるべくして当たり前だと思っていた、今や危ぶまれつつある、
"地下室からの挑戦状"がいつ叩き付けられるのか
万全の準備で待つ事にした、今日です。
ちなみに、ローライトというのは、ハイライトの対義語で
取るに足らないようなこと
を指した言葉だそうです。
誰かにとってはローライトの時間
僕は未だにキラキラとしたモノに見えています。
リョウマサヒロ