注意
※その他大勢の常識的な人を除き、一部の匿名性で強気になってる人に向けて最初に警告をしておく。今回は、ともすれば自分の考え方と違う、ないしは自分の思い描いてたリョウマサヒロ像と違う事に腹を立てる人がダル絡みしてきそうなブログを書くのだけれど、ネット弁慶の相手をしてる暇はない。ネット上で議論するつもりはなく、あくまで俺が思う事をここに書くわけだが、俺はそんな一部のわけわからん奴の意見など聞く気は鼻からないんだ。ごめんね。胸くそ悪りぃと思ったらその瞬間さっさとブラウザバックして欲しい。このブログは何かの詳細ではなくて、ここ数ヶ月間で学んだ事の総括。だからこのブログは、細かい事を聞かれても正直専門分野以外の事は分からん。そしてわざわざ発言のソースも、面倒くさいから載せたりしない。これは論文じゃなくて、あくまでも、まるで興味のない人が、マジで?って一瞬でも調べてくれさえすればそれで良いと思ってる。このブログをあなたの情報ソースにするのは是非やめてほしい。正しい情報は正しく自分で選んでくれ。大抵の事は厚生労働省をはじめとした各省庁が発表してるデータに載ってるからたぶん誰でも調べられる。これは、ただの単なるブログだ。そして、一部の常識はずれなネット弁慶の皆さんには大変申し訳ないのだけれど「異論・反発・悪口・反駁」の類いは一切認めない。俺は友人と以外は議論するつもりはないんだ。友人ならいつでも、いつもみたいに気軽に話したいと思っている。これはどちらかと言うと一部の人たちにとっては都合の悪い話であり、耳障りの悪い話かもしれない。政治と宗教の話をするなタブーだとされる日本の風潮があるらしいが、俺はそれに迎合する気もあまりない。政治に無関心な友人やその周りの人達に向けた問題提起でもあり、僕に興味を持ってくれてる人への文章でもある。ザックリいえば、今、日本が抱えてる問題についてこう思ってるんどけど君らどう思った?という内容だ。「それは違う」と相手を否定する前に、身近な人には「俺はこう思う」を考えておいて欲しい。ただの意見交換なら、そこそこ歓迎している。
さて、汚い言葉遣い失礼致しました。一部のネット弁慶の皆さんへのメッセージのせいでそうでない人達がもし不快に思ってたら、すんません。
今回僕が話したいのは政治の話です。
そしてデータや事実は時に残酷です。ご都合主義や、自分に都合の悪い話は聞きたくない・不安を煽られたくないと言う人にはあまり気持ちのいいものじゃないと思うけど、書いていきます。
1.現状、論理的に言うと選挙や政治は僕らにとっては無意味
今年はまだギリギリ意味があったかもしれない。だけど細かい現状を踏まえると僕ら若者にとっては無意味だ。
理由は簡単で、50歳以上の人口が約過半数だから。となると選挙なんて意味がないとずーっと思っていた。
何故なら、一人一票で投票するこの民主主義の場合、投票率が100%になれば若者が負ける可能性が高い。
そして2023年になれば、50歳以上の人達がきっちり50%を超える。
こうなれば、もし、若者vsうぜえ大人達
と勢力が別れた時、確実に若者の僕らは負ける。
だから、僕らが勝つには、現状それなりの仕事に就いていて金を若者貧困世代よりも多く貰ってる中年層〜高齢者たちがうっかり選挙に行き忘れつつ
若者(39歳以下とここではしておこう)の投票率が100%になって初めて争える。
そんなん無理ゲーだろ。
2.政治の役割の一つは税収の再分配
現状、税金が何に使われてるかは厚生労働省が発表してるが、そのうちめちゃくちゃ問題視されてるのが社会保障費だ。
厚生労働省は毎年、年齢区分別の医療費をまとめた統計と言うのを出している。
これを年齢階級別一人当たり医療費
という。
一人当たりの国民の医療費(自己負担額ではなく、全額として)は約33万円だ。
しかし、
例えば俺の年齢だと30〜34歳の年齢区分になるが、そこの平均は約15万円だ。
ところがどっこい、これが65歳以上になるととんでもない額になる。
約50万円だ。しかも75歳以上になるとその平均がなんと90万円近くになる。
この数字は年間の一人当たりの額だ。
なのにだ。
知ってたか、平成3年までに年金を支払い終わった人は、当時俺たちの半分しか国民年金を払ってないんだぜ。
そこから境にとんでもないスピードで年金の支払額が上がっていくのだが、詰まる所、今年金を受給している人達は、俺たちが今後払う額よりも遥かに少ない額しか年金を払わず、
さらには年老いるのだから医療費はかかるのは自然だ。
しかしこんなに差があると誰が想像する?
90万円だぞ。
しかも基本的には高齢者は自己負担額1割だ。
我々働き者世代はもれなく3割徴収されてるのに。
俺はこれを、めちゃくちゃ不公平だと感じた。
つまり、税収の再分配という政治の役割は、さまざまな面があるけど、医療を保つと言う側面から見ると
ほとんど俺たちよりも遥か年上の人たちに分配されている。
3.数の理論では俺たちは勝てない
例えば社会保障費について
再分配がいったい何故、高齢者に偏ってるかと言うと、それは理由は懐古主義にある。
つまり、昔ながらのルールを変えてないことが理由だ。
医療が発展する前、平均年齢は昨今みたいに70代や80代じゃなかった。ここまで人間が生きてる事を想定していない。
それもあってか日本はジジババよりも働き者世代の方が数が多かった。
国民皆保険しかり
医療費自己負担割合しかり
保険で賄える疾患の多さしかり
その時のルールが
序列が逆転し、人間が平気で80歳以上まで生きるようになり、超高齢社会になった今でも、変わらぬままなのだ。
まずコレが根本的問題その1 昔のルールを変えたがらない懐古主義
4.集団的有権者が圧倒的に有利な政治、それが日本
なんで、いったい今まで大幅なルールの改革が行われないのかと言えば、
それは政治のシステムがおかしいからだとわかった。
学んだ内容をまとめると
65歳以上のジジババの数と、じきにジジババになる人の数の方が若者より多いから、今更その人達が不利になるルールをやろうとするとその人達が反発して政権をひっくり返される。
という、とてもシンプルな日本の迎合スタイル、これが原因。
もちろん、その人達を優遇しつつ
尚且つ
子供を作る世代を優遇したお金の配り方や保障が出来れば問題ない。
がしかし残念ながらそんな金は日本にない。
なので、そんなの二の次になる。それが今だ。
コレが根本的問題その2 高齢者優遇体質
5.多数派の有権者が支持してる以上自民党は有権者に媚びる。しかしかなり多くの分野出身の専門家がいて、政界の重鎮がいる自民党にしか世の中を変える力がないのもまた事実
これは見出しの通り。つまり、あらゆる問題解決に必要な専門家。その専門出身の議員を多く持っているのは自民党だ。そして、やらねばならない時に、やれ!といえる二階幹事長みたいな超権力者等、を持った自民党は
実質何かを変えるのに必要なパワーを一番持ってる。
がしかしだ、実際は大人達有権者と事実上ズブズブ。
これは一人一票で、キッチリ過半数で線引きされる多数決の原理だから起こる。
おまけに、議員数がめちゃくちゃ多いから、仮に政権が別の党に変わったとしても、すぐ次の選挙でひっくり返される。まるで意味がない。
そんなの当たり前だ。
数の原理で物が決まるルールの中で、最も議員数が多いのだから、もっとも人数が多い自民党が実質最強だ。
ちなみに、全議員数245人に対し、111人が自民党(・国民の声)。
第二位は、立憲民主党(・社民)の45人だ。
理論的には自由民主党vs他の党全て
となれば勢力図は変わる。
しかし、実質政治を動かす党を与党
それ以外の外野を野党というのだけれど
その与党は
連立政権となっていて、そこに公明党が入っている。
公明党は28人
これを足すと139人
もしここがズブズブだとするとだ、
この時点で過半数を閉める。
その他外野に変える力は、ない。
もうこの国は変わり用がない。
公明党は、外面的には、自民党の政治のブレーキ役が我々だとか言ってるけど
実際にどうかは知らん。
色々と、他の政党でもちゃんと政治がやれるシステム自体は用意されているのだけど、そんなのはただの卓上理論。実質それが機能してない。どうやらそれが史実となっているらしい。
だからずっと何も変わってない。コレが答え。
6.既得権益に守られた世界
コレについては機会があればまた別途書きたいと思うけれど
既得権益というのはザックリ言えば
特定の社会的集団が歴史的経緯により維持している権益(権利とそれに付随する利益)のこと。
僕の専門である医療業界で言えば
医者がトップで全てを牛耳ってる
とか。
そんなことないとか、そうじゃないというのは簡単だが
実質そうだろ。
というものの多くは既得権益だ。
例えば薬局というのは株式会社。そして医療法人は作れないというルールがある。
株式会社なので、
当然
法人税がかかる
一方で、病院やクリニックは別途、医療法人というのがある
その税は株式会社の法人税の約半分くらい。
社会医療法人ともなれば、ゼロだ。
みたいな、業界におけるどう足掻いてもチート環境というのがあるってこと。これは今は詳しくは書かない。
そして、医師会は政界ととても香ばしく繋がりがある。
一方で薬剤師会は、ほとんど発言権がない。
例えば、政治で保険の点数予算が組まれたとしよう。
その8割を無条件でまず医者の方で予算を持っていく。
残った2割を、歯科医師会と薬剤師会で取り合うという
謎の風潮がある。
これが既得権益の1つだ。
このようにどの業界にもそういった懐古主義に基づいた既得権益がはびこっている。
7.これらの現状を踏まえると、変わらないとわかっていても実質何かを変えるには自民党か、そこに監視の目を光らせる事ができる公明党に一票投じるしかない
というようなことが、僕が時間を見つけてコツコツと学んできた事をまとめた結果だ。
正直言って、じゃあ何のために選挙行くんだよと自分でもツッコミを入れたくなった。
まあ理論的にはまだ細かい内容があって、変わる可能性はあるんだけど、根本的には高齢者優遇体質と懐古主義と既得権益がある以上、実質無理だと思う。
人間の心理として、美味しい思いしてる人がそれらを手放すと思えないからだ
考えてみて欲しい
例えば、
困ってる人に対して、その時、お金を数万円程度、あげることは、出来る。それは人の優しさだと思う
けれど政治で何かを変えてしまうということは
知らない貧しい奴に、自分の年収の割合を次政治が変わるまでずっと譲り続けるくらいの変化がある。
例えばだよ
年収1000万円稼いでる人が
年収500万円稼いでる人に
無条件で150万円あげろ
しかも一回きりでなくずっと。
と言われてあげると思うか?
まあ俺だったら絶対にやらないね。
それが間接的に起こり得るのが、年収別課税率を変えたり、統一課税でなく分離課税にしたりするという政治的な税収の再分配の実質なんだ。
そんなの、絶対に進むわけないよなと思った。
でもそう言った事をやらないと、今日本が抱えてる問題は解決しないんだ。
子供を育てたくなるような環境作りや
働く世代の自殺率
他にもたくさん
全ての問題は結局必ずお金が原因の大きな割合を占める。
そうでない問題については、きっとどの政党も長い時間かければやってくれる可能性はある。
例えば夫婦別姓とか。
でもお金の関わることは
とてもじゃないが変わる気がしなさ過ぎる。
8.じゃあ何で、俺が今回ちゃんと選挙に行く気になったのか
理由は凄くシンプルで、その意味をやっと見つけたからだ。
今までは、数の原理で勝てないのが分かってて、自分たちの世代が幸せに、ないしはその下の世代が過ごしやすい世の中にはならねーなって思ってたから選挙にいかなかった。
けれども今回はそうならない事が分かってて言った。
俺が見つけた意味は、とても簡単で
今回、自民党が政権公約で経済の成長だけでなく、再分配をかなり強く出したからだ。
今まで、成長をかかげた選挙や政党は腐るほどあったけど
再分配をコレだけ強く押してきたのは僕が政治に興味を持ち始めたこの6年間の中では初めてだ。
もちろんあったけどコレだけ強くは押してない。
まあ多分公約破るんだろうなとも思ってるよ。
でも
きっと
資産を持ったまま保持してまるで世の中にお金を流さない高齢者の財産についてメスを入れられるとしたら、自民党だけだと思った。
これはおそらくだけど
コロナ禍で本当に有権者に媚び売ってる余裕がないくらい経済が大打撃を受けたからだと思う。
そこをうまーく、有権者に目立たないように、耳障りがいいように公約を掲げていたけれど
僕はその端々に、高齢者優遇体質をぶっ壊したり
懐古主義にメスを入れる可能性をほのめかしてるのを見つけた。
期待らしてないのだけど
もし仮に、きっちりやってくれるとしたら面白いなと思って、今年選挙に行った。
社会人になってからは、初めて選挙で投票した。
コレからはガチンコで色々見定めてみようと思う。
まぁ、期待はしてないけどね。