ドラッグ&ロックン・ロール

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メモ 片頭痛と帯状疱疹ウィルス

片頭痛帯状疱疹ウィルスの関係性

 

片頭痛発作の手前で、目の周りや頭皮や腕などに生じる皮膚の違和感(毛が逆立つような感覚と表す事がある)の事をロディニアと言い、片頭痛や群発性頭痛患者の6〜8割が感じてる。日本語では異痛症という。

 

帯状疱疹は元々は子供の頃にかかる水疱瘡(みずぼうそう)ウィルスが活発化して現れる症状である。

 

片頭痛帯状疱疹ウィルスの関係性は

 

頭痛発作の直前に起きるアロディニアの症状が、帯状疱疹ウィルスの再活動が見られる患者ではそうでない患者にくらべ4.3倍強く現れるという研究結果が出た。また頭痛発作自体も重症の事が多い。

 

非常に強い頭痛発作の場合、問診後にCTやMRI検査を行い、脳血管や腫瘍の有無を調べる。

 

その結果腫瘍等の原因それらがなく、片頭痛や群発性頭痛と診断されると、特定の患者では次に「帯状疱疹ウィルス抗体価」を測定する。

 

抗体価を測定する特定条件は、

・アロディニア症状があり

・頭痛発作の程度が重症、または耳鳴りや難聴がある事

 

帯状疱疹ウィルスは神経に対してダメージを与える事でその症状をきたすウィルス。

 

神経修復には「ゴールデンアワー」というものがあり、その期間は傷ついた神経の修復スピードが比較的速い。しかしそれを超えてしまうと修復スピードが著しく落ちてしまう。

 

神経修復のゴールデンアワーは、神経痛発症後「約1週間以内」

 

片頭痛もしくは群発性頭痛でアロディニアが疑われた場合は、帯状疱疹ウィルス抗体価を血液検査で調べ、

 

その結果、帯状疱疹ウィルスの再活動が疑われる場合、速やかに帯状疱疹ウィルスに対して抗ウィルス薬「バルトレックス」を投与する。

 

片頭痛治療目的によるバルトレックスの投与は適応外であり投与量明記されていない。おそらくは帯状疱疹ウィルス抗体価が根拠となる帯状疱疹の治療としての容量になると推測。その場合、1000mg/回 1日3回。

 

バルトレックス(500) 6T 分3 毎食後 (予想)

 

 

 

 

…なるほど。もし頭痛の症状が酷い場合はCTやMRIだけでなく、ウィルス抗体価をしらべるのか。しかし、アロディニアといっても自分が感じている片頭痛の前兆症状がそれなのかが判断つけにくい。

 

しかし過去に水疱瘡にかかった事がある人であれば帯状疱疹ウィルスを体内に宿してる可能性は十分あるからして、片頭痛の治療に1つの提案としてもこの知識は覚えておく価値があると思った。

 

片頭痛治療の一貫で帯状疱疹ウィルスの抗体価の測定を血液検査にて行う事がある

 

これは良い発見をした。処方解析の時にとても役立ちそうだ。